
第58回全日本大学駅伝対校選手権大会は早稲田大が5時間3分31秒の大会新記録で制した。
第58回全日本大学駅伝対校選手権大会は1日、名古屋市から伊勢市までの8区間106.8キロで行われ、早稲田大が5時間3分31秒の大会新記録で16年ぶり6度目の優勝を果たし、出雲駅伝に続く今季2冠を達成した。
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第58回全日本大学駅伝対校選手権大会は名古屋市の熱田神宮西門前から伊勢市の伊勢神宮内宮宇治橋前までの8区間106.8キロで行われた。
第58回全日本大学駅伝対校選手権大会(朝日新聞社など主催、長谷工グループ特別協賛)は1日、名古屋市の熱田神宮西門前から三重県伊勢市の伊勢神宮内宮宇治橋前までの8区間106.8キロで競われ、早稲田大が5時間3分31秒の大会新記録で16年ぶり6度目の優勝を果たした。(記録は速報値)
8位までの順位(来年大会のシード圏内)
1位 早稲田大
2位 国学院大
3位 創価大
4位 青山学院大
5位 中央大
6位 駒沢大
7位 大東文化大
8位 帝京大
来年の出場枠
今大会の結果を受け、来年の第59回大会の出場枠は関東地区15、関西地区4、その他の北海道、東北、北信越、東海、中国四国、九州地区が各1になる見込みとなった。
出場25校は、上位8校に与えられる「シード枠」、全国8地区に1ずつ割り振られる「基本枠」、9~17位の地区に配分される「成績枠」の3種類で決まる。
今大会は15位までをすべて関東勢が占めたため、関東勢は基本枠を含めると「16」になる。ただ、1地区から出場できる上限は「15」と定められているため、1枠の超過分は、今大会で18位に入った立命館大が加盟する関西地区に与えられる見通し。
16位が関西学院大、17位が大阪経済大だったため、関西地区は基本枠、成績枠を合わせて、出場枠は「4」となる。
■最終8区→ゴール
最終の8区は、早稲田大の工藤慎作(4年)が圧巻の走りで首位を守ってゴール。総合5時間3分31秒の大会新記録で、早稲田大が16大会ぶり、6度目の優勝を飾った。
2大会ぶりの優勝はならなかったものの、国学院大は高石樹(2年)の堅実な走りで2位を守った。5位でたすきを受けた創価大は、山口翔輝(3年)が順位を二つ上げ、過去最高の3位に入った。
青山学院大は順位を一つ下げて4位でフィニッシュ。中央大は5位に入った。昨年の大会覇者・駒沢大は6位に終わった。7位は大東文化大、8位は帝京大。9位の順天堂大はシード権を失った。
■第7中継所(7区→8区)
7区も早稲田大が大差を守って首位を快走した。1万メートル27分台の記録を持つ山口竣平(3年)が2位との差を2分34秒に広げて、最終8区の工藤慎作(4年)にたすきを渡した。
2位の国学院大は、前田康弘監督が「ゲームチェンジャー」に挙げた主将の野中恒亨(4年)が先頭を追ったが、差を詰められなかった。青山学院大は3位、駒沢大は4位をキープした。
創価大は、ムチーニ(4年)が順位を8位から5位に押し上げる好走を見せた。
8位以上に与えられるシード権争いは激しさを増した。7位に帝京大、8位に大東文化大、9位に順天堂大がつけている。
■第6中継所(6区→7区)
6区を走った早稲田大の堀野正太(2年)も快調に飛ばし、2位に2分25秒差をつけて首位で7区へつなげた。国学院大は、吉田蔵之介(4年)が区間新の走りを見せて2位を守った。青山学院大は駒沢大との激しいつばぜり合いの末、順位を3位に上げた。帝京大は順位を二つ上げて5位に。10位でたすきを受けた中央大は、シード圏内の6位に順位を上げた。
■第5中継所(5区→6区)
5区は、独走状態の早稲田大が後続との差をさらに広げた。花田勝彦監督が「チームの要」と話していたエース鈴木琉胤(るい)(2年)が、区間新をたたき出して期待に応えた。
国学院大は鼻野木悠翔(3年)が2位をキープしたが、首位との差は2分39秒に広がった。駒沢大は植阪嶺児(4年)が終盤に仕かけて3位、青山学院大の小河原陽琉(3年)は4位で中継所に駆け込んだ。
順天堂大は8位から6位に順位を上げ、神奈川大は6位から9位に順位を落とした。中央大は10位でたすきをつないだ。
■第4中継所(4区→5区)
4区でも早稲田大が快調に首位をキープ。3位でたすきを受けた国学院大の飯国新太(3年)が、7キロ過ぎで駒沢大の池谷陸斗(1年)を捉えて、2位に順位を上げた。飯国は区間賞。8位でスタートした青山学院大は、黒田然(3年)が順位を四つ上げて4位に浮上。大東文化大の菅崎大翔(2年)が、6位から5位に順位を上げた。創価大は9位、中央大は11位でたすきをつないだ。
■第3中継所(3区→4区)
3区は1キロ過ぎ、出雲駅伝4区で区間新を出した早稲田大の新妻遼己(1年)が、2秒差の2位でスタートした帝京大の松井一(3年)との差を広げ始めた。
新妻はその後も快調に飛ばして、2位に1分以上の差をつけた。第53回大会(2021年)でビンセント(東京国際大)がマークした32分46秒の区間記録を1秒更新した。
3位でスタートした駒沢大は、牟田凜太(2年)が終盤に順位を上げて2位。2大会ぶりの優勝を狙う国学院大は、辻原輝(4年)が順位を5位から3位に上げた。9位でスタートした青山学院大は、シード権内の8位でたすきをつないだ。
■第2中継所(2区→3区)
2区はスタート直後、前回大会で区間タイ記録をマークした帝京大の楠岡由浩(4年)が先頭集団に加わった。
7キロ過ぎに、先頭争いは3大駅伝デビュー戦となった早稲田大の注目ルーキー増子陽太(1年)、出雲駅伝1区区間賞の駒沢大・鈴木大翔(1年)、楠岡の3人に。増子がトップで中継所に飛び込んだ。増子は区間新。
伊勢路初優勝を狙う中央大は12位と遅れた。
■第1中継所(1区→2区)
1区は出だしからスローペース。昨年大会の1区で区間賞を取った志学館大の中村晃斗(4年)が7キロ付近で遅れた。残り1キロを切ってからはスパート合戦となり、青山学院大の榲山一颯(2年)が、早稲田大の本田桜二郎(1年)を振り切り、トップでたすきをつないだ。
全27チームが出場
前回大会で8位までに入ったシード校のほか、全国8地区の選考会で出場権を得た17校、オープン参加の日本学連選抜、東海学連選抜の計27チームが出場する。
全日本大学駅伝は10月の出雲、1月2、3日の箱根と合わせた「学生3大駅伝」の一つ。今シーズンの幕開けとなる出雲は、早稲田大が16年ぶりに優勝を果たし、全日本には早大の今季「2冠」がかかっている。
過去、「3冠」を達成したのは1990年度の大東文化大、2000年度の順天堂大、10年度の早稲田大、16年度の青山学院大、22年度の駒沢大の5校。
選手の当日変更
レースの前には、各区間に配置された選手と補員を最大で3人まで入れ替えられる「当日変更」があった。
出雲駅伝との2冠を狙う早稲田大は、エースの鈴木琉胤(2年)が5区に入った。新妻遼己(1年)は3区に起用され、早稲田大は1~3区をルーキーに託す。
出雲2位の国学院大は、主将の野中恒亨(4年)をエース区間の7区、主力の辻原輝(4年)を前半の主要区間、3区に配置した。
全日本初優勝を狙う中央大は、藤原正和監督が期待を寄せる三宅悠斗(2年)を5区、主将の藤田大智(4年)を最終8区に入れ、早稲田大に対抗する。

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