Quick Look
日銀は16日、約31年ぶりに政策金利を1.0%程度に引き上げる利上げを決定した。中東情勢による原油高でインフレ圧力が強まったためだが、高市政権は景気への下押しや家計・企業への負担を懸念し慎重姿勢。総裁欠席の異例の会合で、政府との温度差が露呈した。
AI-generated summary
日銀は16日の金融政策決定会合で、植田和男総裁が欠席する中、4会合ぶりに利上げに踏み切った。中東情勢の影響に伴う原油高で、物価上昇(インフレ)圧力が強まっているためだが、高市早苗政権は景気の下押しや家計・企業への負担を懸念し、利上げには慎重姿勢だ。政府との温度差が残る中、今後の政策運営は難しい局面に入った。
約31年ぶりに政策金利を1・0%程度に引き上げることを決めた日銀の金融政策決定会合は、植田和男総裁が感染症治療で欠席する異例の事態の中で行われた。日銀は今後も追加利上げを目指すが、今後の利上げの際に金融緩和を志向する高市早苗政権との調整はハードルが高くなることが見込まれる。日銀は植田氏の体調不良という不安要素を抱える中、難しいかじ取りを迫られる。
副総裁、総裁欠席の「影響ない」
トップ不在の下で行われた異例の決定会合。終了後に総裁代行として記者会見した内田真一副総裁は、植田氏の会合欠席について「おられないことはさみしく思うが、我々自身は組織として政策をやっているので、影響は基本的にない」と話した。
体調や、2028年4月の任期満了までの続投に関しては「短期の入院なので、大きな影響はない」と語った。
内田氏は日銀生え抜きで、自身も25年11月から今年5月末まで白血病治療のため入院していた。
入院中にあった4回分の決定会合では、入院先の病室や、会合が開かれた日銀本店の別室から参加し、政策決定の投票をした。
しかし、植田氏は今回投票をせず、議決権を行使しなかった。その理由について内田氏は…







