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長野県軽井沢町で2016年に発生したスキーツアーバス事故で、大学生ら15人が死亡した件。東京高裁は22日、バス運行会社社長と運行管理者に対し、1審の実刑判決を支持し、控訴を棄却した。事故の予見可能性を認め、被告側の無罪主張を退けた。
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Why It Matters
2016年1月15日未明、長野県軽井沢町の国道18号碓氷バイパスで、乗客15人が死亡、26人が重軽傷を負ったスキーツアーバス転落事故が発生した。事故原因は運転手の技量不足とされたが、バス運行会社社長と運行管理者の監督責任が問われた。 1審・長野地裁は、両被告に運転経験の少ない運転手を十分に把握・管理せず業務に従事させた過失を認め、実刑判決を言い渡した。
長野県軽井沢町で2016年、大学生ら15人が死亡したスキーツアーバス事故で、業務上過失致死傷罪に問われたバス運行会社「イーエスピー」(東京)社長、高橋美作(みさく)被告(64)と運行管理者だった荒井強被告(57)の控訴審判決で、東京高裁は22日、いずれも実刑とした1審・長野地裁判決(23年6月)を支持し、被告側の控訴を棄却した。事故の予見可能性を認めて無罪主張を退けた。
運転手の男性(当時65歳)は事故で死亡しており、事故を起こさないように運転手を管理する義務を怠った「監督過失」から有罪を導いた。1審判決は高橋被告に禁錮3年(求刑・禁錮5年)、荒井被告に禁錮4年(同)を言い渡していた。
事故は16年1月15日午前1時50分ごろ、軽井沢町の国道18号碓氷バイパスで発生。カーブを曲がりきれなかったバスが道路脇の崖下に転落し、乗客の大学生ら15人が死亡、26人が重軽傷を負った。
1審判決は、直接の事故原因は急な下り坂でギアをニュートラルにして補助ブレーキが利かない状態にするなど運転手の技量不足にあったと認定。両被告には運転技量を習得させてから業務に従事させる義務があったとした。
しかし両被告は運転手が入社前の5年間、大型バスを運転していないなど運転経験が少ないことを認識しながら、運転技量などを把握せずに業務に従事させた過失があると指摘。事故は予見できたのに目先の利益を優先したとし、「過失と被害の重大さによれば実刑事案だ」と結論付けた。
控訴審で両被告は改めて事故の予見可能性を否定するなどしていた。【菅健吾】
Open Questions
- 事故の予見可能性について、被告側はどのような具体的な反論をしていたのか。
- 1審判決で禁錮3年(求刑・禁錮5年)とされた高橋被告と、禁錮4年(同)とされた荒井被告の刑期に差がついた具体的な理由。
- 事故を起こした運転手は当時65歳で、事故で死亡しているが、彼の技量不足の具体的な内容。
- 事故の直接原因となったギアのニュートラル操作や補助ブレーキの不調について、さらに詳細な技術的分析。






