Quick Look
伝統の強打だけでなく、緻密な作戦とチームの結束力で智弁和歌山が優勝。八回に逆転を許すも、スクイズや継投で試合をひっくり返し、主将の松本を中心にミスを補い合うチーム作りが結実した。
AI-generated summary
Why It Matters
智弁和歌山は伝統的な強打のチームとして知られている。昨秋の県大会では早期敗退を喫していた。
智弁和歌山の優勝のカギになったのは、伝統の強打のイメージとは違って、緻密な作戦をやり切る力だった。選手たちは校歌を歌い終えるとアルプス席へと駆け出し、応援団に感謝を伝えた。
智弁和歌山、最後も継投で 高校野球
八回に2ランを浴びて逆転を許した。その裏の攻撃で、死球と安打で無死一、二塁。代打の主将松本がきっちりと送りバントを決め、二、三塁となった。
ここで、打席の川原に出されたのはスクイズのサイン。しかし、1球目で決められなかった。その後、相手選手の治療中、ベンチで仲間に「失敗しても大丈夫」と励まされた。
中谷監督は相手ベンチと捕手の動きを観察。「強打のイメージをつけてもらっているが、マークされていない気がしたので勝負を懸けた」。3球目で再び出されたスクイズのサインに、川原は「覚悟を持ってやった」。同点の走者がかえり、直後に相手投手の暴投で勝ち越した。
昨秋の県大会では早々に敗れ去り、「日本一コミュニケーションを取って、仲間をいかすチームを目指した」と松本。時に激しくぶつかりながらも全員で対話を重ね、ミスを補い合う集団へと変わっていった。
チームメートから励まされながら腰のけがと闘ってきた松本は、「最後の夏に最高の仲間と舞台で優勝できて、うれしい気持ちでいっぱい」。主将が流した涙に、伝統校の力強さが光った。







