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大阪国税局は19日、ニセ警察官に納税者情報を漏洩した30代の男性国税実査官を停職6カ月の懲戒処分とした。職員は依願退職し、国税庁監察官は守秘義務違反の疑いで書類送検した。職員は「嫌疑がかかっている」との言葉に動揺し、個人・法人計259件の税務申告状況などを送信した。
AI-generated summary
Why It Matters
「ニセ警察官」からの電話にだまされ、納税者の情報を漏洩した30代の男性国税実査官が懲戒処分を受けた。高齢者だけでなく若い世代も詐欺の標的になっている。
大阪国税局は19日、「ニセ警察官」からの電話にだまされ、納税者の情報を漏洩(ろうえい)した30代の男性国税実査官を、国家公務員法違反(信用失墜行為の禁止など)で停職6カ月の懲戒処分とした。国税庁監察官は職員を国税通則法違反(守秘義務違反)の疑いで大阪地検に書類送検。職員は同日付で依願退職した。
国税局によると、職員は4月13日、千葉県警の職員や刑事を名乗る人物から電話を受けた。「嫌疑がかかっている」「業務に関係する書類を送れ」などと言われ、業務用パソコンの画面に個人・法人計259件の税務申告状況などを表示させてスマホで撮影し、LINEで送信した。
聞き取りに対し「被疑者になっていると言われて動揺した。身の潔白を証明しようと、相手の言いなりになってしまった」と話したという。
再発防止に「アプリ」、効果は
国税局の調査によると、電話を受けた職員は、同僚たちのいる大部屋から別室に移り、LINEのビデオ通話に切り替えてやりとりを重ねていた。離席を繰り返しているのを不審に思った同僚が声をかけ、発信元の番号をインターネットで調べさせたところ、詐欺で使われている番号とわかった。
国税局の監察部門では「職員に何か後ろめたいことがあったのではないか」と身辺を調べたうえで、他に非行がないことを確認し、今回の処分を決めたという。
高齢者が金銭をだましとられるイメージが強い詐欺電話。今回は若手の公務員が、情報をだましとられてしまった形だ。
島田貴仁・滋賀大教授(犯罪学)は「高齢者だけではなく、社会経験の乏しい若い世代も狙われる。不安や焦りでマインドコントロールされたような状態になり、通常なら考えられない行動を取ってしまうことがある」。
事態を重く見た国税局は再発防止のため、詐欺電話で使われた番号などをブロックする警察庁推奨アプリの導入を職員に促すことを決めた。
What to Watch
AI outlook — possibilities, not facts
国税局は、職員に詐欺電話対策アプリの導入を促す。
Very likely · Within weeks
Open Questions
- 他に同様の被害者はいないか
- 詐欺グループの特定は進んでいるか






