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鹿児島県与論島で、台風などの悪天候で物流が止まる課題に対し、給食で使う牛乳の備蓄で解決を図る試みが始まった。フェリー入港不可による品切れが常態化する中、島の子どもたちの食を安定供給することを目指す。
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Why It Matters
南北600キロに及ぶ鹿児島県で最南端の島、与論島では、台風などの災害や悪天候により物流が止まるという課題を抱えている。この課題に対し、子どもたちが毎日飲む牛乳の備蓄で解決を図ろうという試みが始まっている。
南北600キロある鹿児島県で最南端の島、与論島。台風などの災害や悪天候で物流が止まる離島の課題を、子どもたちがいつも給食で飲む牛乳の備蓄で解決しようという試みが始まっている。
6月10日午前、与論町茶花のスーパーの棚には、菓子パンや牛乳が並んでいなかった。商品を載せたフェリーが前日、入港できなかったためだ。店長は「悪天候のときにすぐなくなるのは牛乳やパン。船次第なので、品切れはどうしようもない」と話した。
与論島には貨物船の定期航路はない。空港の滑走路が短く、島への物流は、鹿児島市と那覇市を結び、奄美群島の島々をめぐるフェリーが頼り。4隻がローテーションを組んで運航している。ただ、鹿児島新港から与論島の港まで約20時間かかる。那覇港で折り返して鹿児島新港に戻る1往復にかかる日程は4日にもなる。
入港しない…「4回に1回はドキドキ」
与論島には毎日入港する予定のフェリーが、悪天候のため、年間を通して約4回に1回の割合で入港できないことがあるという。島民は「毎日、船が入港できるかドキドキしながら過ごしている」と話す。
「牛乳がなくなると、子どもたちの給食に影響が出る」
与論町では、島の子どもたちが毎日飲む牛乳を安定的に供給するため、牛乳の備蓄を進めることを決めた。町は、町内の小中学校の給食で使う牛乳を、悪天候で船が欠航した場合でも対応できるよう、一定量を備蓄する方針だ。備蓄する牛乳の量は、町内の小中学校の給食で必要とされる牛乳の量のおよそ3日分に相当する見込み。これにより、悪天候で船が数日間欠航した場合でも、子どもたちの給食に牛乳を供給し続けることができるようになるという。
「備蓄はあくまでも一時的な対策」
町は、牛乳の備蓄はあくまでも一時的な対策であり、根本的な解決にはならないと考えている。町は、今後もフェリーの運航状況を注視し、必要に応じて備蓄量を調整するなど、柔軟に対応していく方針だ。また、長期的な視点では、物資輸送の手段を多様化するなど、離島ならではの物流課題の解決に向けた取り組みを継続していく考えだ。
Open Questions
- 備蓄牛乳の具体的な数量と期間は?
- 備蓄以外の物流改善策は?
- 他の離島への応用可能性は?






