観光PRで「まだバレてない」「温泉がない方の草津」など自虐ネタを活用、認知度向上を狙う自治体
Quick Look
秋田県は認知度の低さを逆手に取ったキャッチコピーで宿泊クーポンを配布し、6月の延べ宿泊者が前年同月比34.4%増と全国トップの伸び率を記録。滋賀県草津市は群馬県草津温泉との混同を利用し「温泉がない方の草津」とPRし、マスコットキャラクター「おんせんどろぼう」を活用。鳥取県は松屋の出店により全国で唯一出店がない都道府県となったことをネタに、県産食材を使ったコラボメニュー募集キャンペーンを展開。いずれも自虐ネタを通じて地域の魅力を発信し、観光促進を図っている。
AI-generated summary
Why It Matters
秋田県は世界自然遺産の白神山地や秋田竿燈まつりなど観光資源は豊富だが、全国的な認知度の低さが課題となっている。滋賀県草津市は群馬県草津温泉と名前が似ているため混同されやすく、鳥取県は松屋の出店により全国で唯一出店がない都道府県となった。
認知度の低さを逆手に、自治体などが観光PRを進めている。「まだバレてない」「温泉がない方の草津」。担当者は自虐ネタを武器に「地域の魅力を知ってもらえるきっかけにしたい」と意気込み、19日から始まった秋の大型連休にも期待を寄せている。
ここに温泉はありません! 間違い逆手に知名度向上目指す―滋賀・草津、まんじゅうがヒット商品に
「まだバレてない秋田県。」。県観光戦略課によると、県内には世界自然遺産の白神山地や8月にある秋田竿燈(かんとう)まつりなど豊富な観光資源がある一方、全国的な認知度の低さが課題という。そこで県は5~7月、逆手に取ったキャッチコピーを掲げて宿泊クーポンを配布するキャンペーンを展開した。
観光庁の宿泊旅行統計調査(第2次速報)によると、県内の6月の延べ宿泊者は33万9100人で前年同月から34.4%増え、伸び率は全国トップに。担当者は「キャンペーンの効果が表れた」と手ごたえを感じる。
日本屈指の温泉地、群馬県草津町と混同されることが多いという滋賀県草津市は「温泉がない方の草津」とPRし、知名度向上を目指す。同市観光物産協会は昨年、マスコットキャラクター「おんせんどろぼう」を発表。琵琶湖を温泉にするため全国の温泉を盗むという設定が話題を呼び、8月には草津温泉感謝祭にも参加を果たした。
市観光物産協会の阪本佳奈さん(29)は「自虐のように見えるかもしれないが、草津市の魅力を知ってもらうきっかけになれば」と話す。
牛丼チェーン「松屋」が島根県出雲市に今春オープンし、全国で唯一出店がない都道府県となった鳥取県。県のキャラクター「トリピー」はXに「ぜんぜん気にしてないんだからね!」と投稿したが、添えられた写真には「こっち来て」と書かれたうちわが写っていたことが注目を集め、80万超のPVを記録した。
4月には、県産食材を使ったコラボメニューを県のXで募集する「#鳥取に松屋が来たら」キャンペーンを展開した。企画した県広報課の中垣咲紀さん(35)は「最後の県になったことをネガティブに捉えるのではなく、ポジティブに変えて魅力を発信していきたい」と話している。
What to Watch
AI outlook — possibilities, not facts
秋田県の宿泊者数は秋の大型連休期間中も増加傾向が続く
Likely · Within weeks
滋賀県草津市の『おんせんどろぼう』キャンペーンはさらなるイベント参加やグッズ展開につながる
Possible · Within months
鳥取県の『#鳥取に松屋が来たら』キャンペーンは県産品の販売促進に寄与する
Possible · Within months
Open Questions
- これらのキャンペーンが長期的な観光客増加につながるかどうか
- 他の低認知度地域でも同様の自虐ネタPRが広がるか
- キャンペーン終了後の宿泊者数の推移はどうなるか






