
第108回全国高校野球選手権大会の準決勝を控えた智弁和歌山と横浜が、休養日に調整を行った。智弁和歌山は横浜のエース・織田翔希対策として170キロ超の打撃マシンで練習し、横浜は小野舜友主将を中心に「横浜の野球」の徹底を誓った。
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智弁和歌山と横浜は、昨春の選抜大会決勝で対戦しており、その際は横浜が勝利している。
第108回全国高校野球選手権大会は19日、準決勝前の休養日だった。準決勝で戦う智弁和歌山と横浜の選手たちは、それぞれの練習で準備を整えた。
智弁和歌山、170キロ超マシンで備え
智弁和歌山は、和歌山市にある自校のグラウンドで練習した。甲子園史上最速の156キロをマークした横浜のエース右腕・織田翔希の対策で、打撃マシンを170キロ台に設定して目を慣らした。
普段も160キロほどで練習することはあるが、170キロ超となると初めての経験という。
4番の山田凜虎(りとら)は「(織田は)最速157キロですか。本当に速い球を投げるので、振り遅れないようにしたい」。
「リベンジするための舞台」
チームにとって、昨春の選抜大会決勝で4―11で敗れた因縁の相手に、雪辱を期す準決勝となる。
その試合、横浜は織田が先発登板。6番・捕手で出場していた山田は、2打数無安打に抑えられている。
「手も足も出なかった、リベンジをするための舞台。全力で勝負したい」
4月に高校日本代表候補合宿でバッテリーも組んだライバルの打倒に燃えている。
横浜は打撃練習などに汗 織田はボール握らず
3度目の全国制覇を狙う横浜は、大阪市内のグラウンドで約2時間、汗を流した。
今大会で甲子園大会最速の156キロをマークし、18日の準々決勝で花巻東(岩手)を完封したエースの織田翔希はボールを握らなかった。
裸足で外野の芝生の上を歩き、マットの上でストレッチ。「疲れはあるけど、すごくいい1日を過ごせた」と笑顔を浮かべた。
「横浜の野球を徹底したい」
野手陣は、打撃練習で状況を想定しながらゴロを打ったり、右方向に打ったり。4試合で8安打7打点と1番打者としてチームを引っ張る主将の小野舜友は「ここから先は意地と意地のぶつかり合い。横浜の野球を徹底したい」と話す。

伝統の強打だけでなく、緻密な作戦とチームの結束力で智弁和歌山が優勝。八回に逆転を許すも、スクイズや継投で試合をひっくり返し、主将の松本を中心にミスを補い合うチーム作りが結実した。

第108回全国高校野球選手権大会決勝で、智弁和歌山が健大高崎を4-3で下し優勝。八回に健大高崎に逆転を許すも、智弁和歌山は動じずスクイズや犠打で再逆転。精神的な平常心とチームの結束が勝利を呼び込んだ。

第108回全国高校野球選手権大会決勝で智弁和歌山が健大高崎に4-3で競り勝ち、夏4度目の優勝を果たした。和歌山県勢の夏制覇は単独2位の9度目。

智弁和歌山を全国選手権大会優勝へと導いた中谷仁監督。就任3年目だった2021年以来、5年ぶり2度目の頂点に立った。「日本一コミュニケーションを取るチーム」をスローガンに掲げ、選手が伸び伸びとプレーできる環境づくりに奔走した。

第108回全国高校野球選手権大会決勝で、智弁和歌山高校が健大高崎高校を4-3で破り、5年ぶり4度目の優勝を決めた。智弁和歌山の選手や監督のコメント、試合の詳細を紹介。

第108回全国高校野球選手権大会は22日に決勝を迎える。4度目の優勝を狙う智弁和歌山と、初優勝を目指す健大高崎が対戦。継投で勝ち上がった健大高崎の守備力と、強打を誇る智弁和歌山の攻撃力がぶつかり合う。