みずほ銀行、楽天カードのポイント還元率を2%に引き上げ 預金獲得狙う
Quick Look
みずほ銀行は楽天グループと提携する「みずほ楽天カード」のポイント還元率を従来の1%から2%に引き上げると発表した。これは個人向け金融サービスでの後れを取り戻す狙いがあり、預金残高増加を通じた利ざやの拡大を図るもの。還元率は楽天ポイント1%とみずほポイント1%で構成され、年会費無料カードとして業界最高水準となる。ただし、還元はみずほ銀行口座からの引き落としを条件とする。
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Why It Matters
日本銀行の利上げにより「金利のある世界」が再来し、銀行の利ざやの重要性が高まっている。預金残高の増加が鍵となる中、三井住友銀行の「Olive」が好調で預金残高が増加している一方、みずほ銀行の個人預金残高伸び率は0.48%と競合に後れを取っている。
みずほ銀行は7日、楽天グループと手がけるクレジットカード「みずほ楽天カード」のポイント還元率を、従来の1%から業界最高水準の2%に引き上げると発表した。他のメガバンクに後れをとっている個人向け金融サービスの巻き返しを図るねらいがある。
日本銀行の利上げで「金利のある世界」が再来し、銀行にとって、利ざや(貸出金利と預金金利の差)による伝統的な稼ぎ方の重要性が高まっている。鍵を握るのが、貸し出しの原資となる預金の量だ。
その点、総合金融サービス「Olive」が好調な三井住友銀行がリードしている。2026年3月末の個人預金残高は前年比2.42%増の約62兆円だった。口座の残高が増えれば、対象店でのカード決済時の還元率が上がる仕組みもあり、預金の積み上げにつながっている。
三菱UFJ銀行の個人預金残高は同0.17%の微増だが、残高は約87兆円にのぼり、メガバンクで最多。総合金融サービス「エムット」で三井住友銀を追い上げる。
一方、みずほは同0.48%増、約48兆円にとどまり、てこ入れ策を模索していた。
新たな還元率2%の内訳は、従来の楽天ポイント1%に加え、他のポイントに交換できる「みずほポイント」1%。年会費無料のカードでは「他のカードにはない水準の還元率」(金融関係者)だ。ポイント付与の上限額も設けない。カード代金の引き落としをみずほ銀の口座に指定しないと還元されない仕組みにしており、預金獲得につなげたい考えだ。
ただ、還元率アップに伴う多…
What to Watch
AI outlook — possibilities, not facts
みずほ銀行の個人預金残高伸び率が今後数四半期で0.8%以上に改善する
Possible · Within months
Open Questions
- ポイント還元率引き上げによるコスト増加はどの程度か
- みずほ銀行口座からの引き落とし条件を満たすユーザーはどの程度いるか
- この施策が実際に個人預金残高にどの程度影響を与えるか






