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北海道・知床半島沖で発生した観光船沈没事故で、業務上過失致死罪に問われた運航会社社長の判決が17日、釧路地裁で言い渡される。行方不明の小柳宝大さん(当時34)の父親(67)は、被告に事態の重さを理解してほしいと心境を語った。
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北海道・知床半島沖で発生した観光船沈没事故で、業務上過失致死罪に問われた運航会社社長の判決が17日、釧路地裁で言い渡される。行方不明の小柳宝大さん(当時34)の父親(67)は、被告に事態の重さを理解してほしいと心境を語った。
北海道・知床半島沖の観光船沈没事故で、業務上過失致死罪に問われた運航会社社長、桂田精一被告(62)の判決が17日、釧路地裁で言い渡される。
行方不明となっている小柳宝大さん=当時(34)=の父親(67)は判決を前に、「被告は事態の重さを理解してほしい」と心境を語った。
宝大さんは2022年4月、赴任先のカンボジアから一時帰国し、初めて北海道へ旅行に訪れた。知床から函館までを3泊4日で巡る予定だった。しかし、2日目の23日、乗っていた観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没。「今から観光船に乗ってくる」というLINEのメッセージが家族との最後のやりとりとなった。
事故から約1カ月後、父親は陸揚げされた船体を見るため北海道を訪れた。宿泊したのは宝大さんが乗船前日に泊まった部屋。入室した途端「ここに息子がいたのか」と思いがあふれ、ベッドに倒れ込んだ。残されたカメラのデータに部屋の窓から撮った写真があったといい、「同じ景色を見ていたと思うと、まだそこに宝大がいるような気がした」と当時を振り返る。
1年後には宝大さんの「旅のしおり」を基に、旅程をたどる追悼旅行をした。海外赴任が長かった宝大さんが一番の楽しみにしていた五稜郭公園(函館市)の桜を見に行った。当時の写真を見返し、「どんなにこの桜を見たかっただろう」と声を詰まらせた。
桂田被告の公判を毎回、居住地の福岡県から駆け付けて傍聴した。「分からない」「覚えていない」との発言を繰り返す被告に、「人命に関わる重大な事故だったと分かっているのか」と語気を強め、「事故の再発防止につながるような判決を願っている」と訴えた。
Open Questions
- 被告の量刑はどうなるのか
- 事故の再発防止につながる判決となるか






