Quick Look
串田和美さんが主宰する「フライングシアター自由劇場」の新作「豪華客船タイクツニック号沈没」が吉祥寺シアターで上演中。怪盗やカモメの話をオムニバス形式で展開し、現代社会の不安と冒険心をテーマに、歌や楽器演奏も交えカーニバルのような雰囲気で進行する。
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Why It Matters
俳優、演出家の串田和美さんが主宰する演劇企画創作カンパニー「フライングシアター自由劇場」の新作舞台が上演されている。今作は串田さんと脚本家、演出家のノゾエ征爾さんの共作である。
俳優、演出家の串田和美(かずよし)さん(83)が主宰する演劇企画創作カンパニー「フライングシアター自由劇場」の新作「豪華客船タイクツニック号沈没」が東京都武蔵野市吉祥寺本町1の吉祥寺シアターで上演されている。
船内で悪だくみをする怪盗、船の周りを飛び交いながら、強欲な人間に冷ややかな視線を向けるカモメたちの話などがオムニバス形式で進行する。合間には俳優らが自ら歌って楽器を演奏し、劇場がカーニバルのような雰囲気に包まれる。
ノゾエ征爾さんとの共作
今作は串田さんと脚本家、演出家のノゾエ征爾さん(50)の共作だ。「自分も80歳を過ぎ、世代の異なる演劇人と共同で創作することが必要だと思い、(ノゾエさんに)声をかけた」と串田さんは話す。
「怖がるか、冒険心を持つか」
タイトルのヒントになった、英豪華客船タイタニック号は1912年、航海中に氷山に衝突して沈没した。「21世紀に生きる我々は人と人とのつながりが希薄になり、環境や戦争の問題を抱え、いつか社会が沈没するのではという不安の中にいる」と串田さんは言い、「この荒波を怖がるのか、冒険心を持って生きるのか。後者の方が解決の糸口が見つかるのではないか」と語る。
舞台には串田さん、ノゾエさんをはじめ、串田さんの息子の十二夜さん、真那胡敬二さん、大森博史さん、宝塚歌劇団元トップスターの大空ゆうひさんらが出演。21日まで。【明珍美紀】






