Quick Look
ラグビー部を再建した山口良治さん(76歳)が29日、死去。教え子たちから「山口先生」と呼ばれ、ドラマ「スクール☆ウォーズ」のモデル。
AI-generated summary
29日に死去した元伏見工高ラグビー部監督の山口良治さんを、教え子たちは「監督」ではなく「山口先生」と呼んだ。 山口良治さん死去 ラグビー元伏見工高監督 ドラマ「スクール☆ウォーズ」モデル 山口さんが着任した1974年当時、同校はすさんでいた。授業中に廊下をバイクが走り、京都で一番荒れた高校と言われていた。そんな惨状を目の当たりにした山口さんは、見て見ぬふりをしている教師たちに対し、「自分の兄弟や子供でも無視するのか」と怒りを覚えたという。 問題行動を起こす生徒を見放さず、真正面からぶつかった。喜怒哀楽を表して接することで徐々に心を開かせ、「泣き虫先生」と呼ばれた。監督就任当初はラグビー部員も猛反発。示し合わせて練習試合をボイコットしたこともあった。 それでも、山口さんの情熱あふれる指導で変わっていった。これは現在のコンプライアンスの観点からは逸脱する熱血ぶりだった。 山口さんが印象深い教え子に挙げた一人に、山本清悟さんがいる。京都市立弥栄中学時代に「弥栄の清悟」と恐れられたほどの不良生徒だったという。山口さんは「ラグビーはルールのあるけんかだ」と言って部に勧誘。生活面も含めて指導し、高校日本代表に育てた。 山本さんはその後、「問題のある生徒の心はお前が一番よく分かる。正しい道に導けるのはお前しかいない」との恩師の言葉を胸に、日体大へ進学。卒業後は奈良県で高校教師になった。 「あの清悟が教師をしてくれている」。かつての自分と同じように生徒と向き合う教え子の姿に、「泣き虫先生」がまた泣いた。







