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国の家計調査で神戸市のラーメン外食費が全国最下位と判明。地元住民や記者は街の活気から意外な結果に驚き、理由を探る。統計局は「中華そば」の定義を説明するが、実態との乖離が示唆される。
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Why It Matters
国の家計調査によると、ラーメンを含む「中華そば」の外食費が最も高いのは山形市、最も低いのは神戸市だった。この結果に神戸の住民や記者は驚いている。
国の家計調査(2023~25年平均、2人以上の世帯)によると、全国の都道府県庁所在市と政令指定都市のうち、ラーメンを含む「中華そば」の外食費が最も高いのは山形市(2万1695円)で、最も低いのは神戸市(4810円)……。
こんな結果を紹介した記事が22日、朝日新聞デジタルで配信された。
神戸を拠点に活動し、ラーメンをこよなく愛する記者2人は面食らった。
街には「今日はどこに食べに行こうか」と迷えるほど店の選択肢は多く、日本三大中華街の一つ「南京町」もある。それなのに最下位とは……。
理由を探るべく、取材に出かけた。
街の人も「そんなはずは…」
まずは中央区の大倉山。「神戸っ子のソウルフード」をうたう老舗「もっこす」総本店をランチタイムに訪れると、10人以上が列をなしていた。
食事を終えた垂水区の建設業、松原光さん(29)に声をかけ、調査結果を伝えると、「そんなはずないのでは」と半信半疑な様子。ただ、こうも言った。「確かに、家族で夜ごはんに『ラーメンを食べに行こう』とはなりませんね」
次は、観光客でにぎわう中華街・南京町へ。料理店の店先で売られるトンポーロ―やちまき、看板の様々なメニューの写真に食欲がそそられる。
その一角の店でラーメンを食べたという大阪府の大学生、青山椎七(しいな)さん(20)も「こんなに活気があるのに意外」と驚いた顔だ。
ほかの道行く人たちにも尋ねてみたが、同じような反応。どうも実感がわかないようだ。
神戸には南京町に限らず、数多くの中華料理店がある。もしかしたら、こうした店で提供される汁ありの麺類は、統計上は「中華そば」以外のカテゴリーに分類されているのではないか。
そう考え、調査を手がける総務省統計局に問い合わせてみた。担当者は「基本的に、中華的な麺類は『中華そば』に分類される」と説明した。
「中華そば」に該当するのは「ラーメン、焼きそば、皿うどん」の三つで、チャーハンや八宝菜などの「中華食」のカテゴリーには含まれない。ちゃんぽんやつけ麺も「中華そば」とみなされるという。
推測は外れた。では、店側はどう考えるのか。
「ご当地ラーメン」がない?
Open Questions
- なぜ神戸市のラーメン外食費は統計上、最下位なのか?
- 統計の「中華そば」の定義と実態に乖離はあるのか?
- 神戸市には「ご当地ラーメン」がないことが影響しているのか?






