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災害時の交通マヒで繰り返される駅前のタクシー行列や帰宅困難者の混乱。群集マネジメントに取り組む東京大の西成活裕教授に、群集心理や情報共有のあり方、対策について話を聞いた。
AI-generated summary
Why It Matters
災害などで交通機関が停止した際、駅前に大規模な行列や帰宅困難者が発生する問題が繰り返し起きている。
災害などで交通機関が止まり、駅前のタクシー乗り場は大行列。路上や駅の構内で一夜を明かす人たち……。
帰宅困難者が出るたびに繰り返されてきた光景を、どうすれば変えていけるのか。「群集マネジメント」に取り組む西成活裕・東京大教授(渋滞学)に聞いた。
タクシー乗り場に大行列
――千葉豪雨では交通がまひし、駅では翌日もタクシー乗り場の大行列が続いていました。災害や事故の度に、同じ光景が繰り返されています。
混乱した状況下では周りの人の行動をまねするしかなくなってしまうのは「群集心理」です。タクシーの行列もいったん並び始めて何時間も経つと、車が来なくても、なかなか抜けられない。「コンコルドの誤謬(ごびゅう)」と言われますが、資源を投入し続けると、回収するまでなかなか引けなくなってしまう。他に選択肢がなければ、無理もないですよね。
でも、「今晩はもう運行できません」「翌日になってもほとんど動きません」などとわかっていれば、最初から並ばない可能性が高いのではないでしょうか。冷静に選択肢を見極めるための情報が届けられている必要があります。人によって情報格差も生じないよう、平時から自治体やインフラ企業が動くべきです。
今回も、(千葉駅から1キロ以上離れた)千葉県庁で帰宅困難者を多数受け入れたことが報道されましたが、どれだけの人にその情報が行き渡っていたか、翌日の交通情報も適切に発信されていたかは今後のために検証されるべきだと思います。
――とはいえ発災直後は情報も錯綜(さくそう)しています。その時点で帰宅困難者に対して出されるべき情報とは?
その時点での「未来予測」で…
Open Questions
- 発災直後に提供すべき未来予測情報の内容とは何か
- 自治体やインフラ企業による情報格差解消の具体策







