エフピコ佐藤会長に聞く、食品容器から見る国内景気と消費動向
コメ価格高騰が総菜消費に影、スーパーとコンビニの販売動向に差
Quick Look
国内最大の食品トレーメーカー、エフピコの佐藤守正会長が景気動向を分析。2024年のコメ価格高騰により、総菜などの消費が抑制され、スーパーやコンビニ向けの容器販売数量が低迷している現状を指摘した。
AI-generated summary
Why It Matters
2024年のコメ価格高騰が消費者の購買行動に影響を及ぼしている。
スーパーの精肉や総菜、コンビニの弁当などに使われるプラスチック製の食品トレーや容器で、エフピコ(本社・広島県福山市)は国内最大のシェアを持つ。容器から見える国内の景気動向などについて、佐藤守正会長兼グループ代表に聞いた。
――足元の景気はどうみていますか。
「食品容器は、景気の影響を受けますが、悪いからといって、人は急に食べないわけにはいきません。容器の販売数量が急に10%伸びることはなく、逆に10%減ることもありません」
「一方、足元では、2025年の年明けからスーパー向けが、6月ごろからコンビニ向けの販売数量が落ち込んでいます。コメの価格が24年に値上がりした影響が大きく、数量は今も戻っていません。総菜をもう1品買うのをやめる、といった動きとみています」
――中東情勢などを受けて、値上げを予定する食品も多くあります。先行きはどうですか。
「(食糧生産に使う)肥料をはじめ、さまざまなものの値上げが進んでいます。食品容器の数量が大きく伸びそうという感触はなく、しばらく伸び悩むでしょう。この6月は前年ほど暑くありませんでした。その影響で、夏商材でいえば冷麺の容器などは動きが鈍い状況です」
「コンビニ向けの販売数量が相対的に苦戦しているのは、スーパーが総菜売り場を充実させて、消費者を引きつけている影響もあります。そのスーパーも内訳をみてみれば、総菜向けは相対的によいですが、鮮魚・精肉向けは回復が遅れています」
――これまでの中東情勢の影響はどうですか。
「業界全体は『目詰まり』と…
Open Questions
- コメ価格の安定化がいつ実現するか
- 今後の原材料価格高騰の推移







