Quick Look
高知県のガソリン業界関係者が朝日新聞の取材に応じ、過去の価格競争を収束させた経緯について語った。元販売店経営者は「話し合い」ではなく業界全体の融和を図ったと説明し、安売りによる同業者の減少が消費者にとって長期的には不利益になると主張した。現在も一部の販売店が他より2~3円安い価格を維持していることを認めた。
AI-generated summary
Why It Matters
高知県内のガソリン販売店では過去に価格競争が激化していたが、業界関係者の間で価格の統一が図られた経緯がある。
高知県の複数のガソリン業界関係者が朝日新聞の取材に、県内の販売店が看板価格をそろえていたことを認めた。主なやりとりは以下の通り。
元販売店経営者(8月末に取材)
――過去の価格競争を収束させたときに、どんな話し合いがあったのか。
「話し合いじゃないですよ。話し合いっていうと、公取(公正取引委員会)に触れますから、そんなことはできないんで」
「私は私なりの立場で、業界全体のね。業者が戦争するのは、乱売し合うのは、消費者は安くなれば喜びますけど、ガソリンスタンドが『もう食えない』といって閉店するとね、結局、消費者にとんでもなく迷惑がかかるわけですよ」
「消費者が困るような結果を生むことは厳に慎まないかんと、皆さん方に僕は申し上げた。それで(価格競争が)収束した、というのが一つの経緯です」
「つまらん自分たちの都合だけで、安売りをすることによって同業者を減らす。そういうことが本当に業界人として、あるいはお客さんに対していいことでしょうか、と」
「(安売りの中心にいた会社の経営者について)彼の言葉を借りるとね、『おまえは本気でこの業界のことを考えてくれてる、俺はおまえの言うことを聞く』といって、みんなで手をつなぐことができた」
「本当に血を吐くぐらいね、つらい思いももう何十回としたけど、高知県の石油業界はみんなが、なんて言うかな、融和を図ることができた」
――安売り競争の中心にいた会社の販売店は、今だとだいたい他より2、3円安いようですが。
「ああそうでしょう」
Open Questions
- 価格統一の具体的なメカニズムは何か
- 現在も価格差が残っている販売店の割合はどの程度か
- この取り組みが公正取引委員会に問題視されていない理由は何か






