Quick Look
総務省はマイクロソフトTeamsのチャット削除について「確認できない」と説明していたが、マイクロソフトの公式資料と朝日新聞社エンジニアの検証により、削除後も特定の権限で内容や操作記録の確認が可能であることが判明。林総務相は復元の必要性を否定したが、技術的手段の存在が明らかになった。
AI-generated summary
Why It Matters
総務省はマイクロソフトTeamsのチャットが削除されたため内容を確認できないと説明していた。林総務相は復元の必要性を否定していたが、マイクロソフトの仕組みにより削除後も特定条件で内容や操作記録の確認が可能であることが判明した。
削除されているため確認できない――。総務省は、問題となったマイクロソフトのTeams(チームズ)のチャットについて、そう説明してきた。削除時期や、誰が削除したのかも「わからない」という。
一方で、林総務相は4日、削除されたチャットの復元について「内部の業務連絡などに使われたもので、復元などの手段による確認を行う必要はない」と話した。
そもそも確認する手段はあるのか。
マイクロソフトの公式資料によると、チャットを削除しても、一定の条件のもとで投稿内容を確認できる権限と仕組みがある。朝日新聞社のエンジニアが実際に検証し、チャットを削除するための操作でも、誰がいつ行ったのかを示す関連記録が残ることを確認した。
Teamsチャットは、マイクロソフトが行政機関や企業向けに提供する業務用クラウドサービス「Microsoft365」に含まれる。
マイクロソフトによるとTeamsチャットは、利用者が普段見る画面とは別に、サービスを利用する行政機関や企業が内部調査などをする際に検索できるよう、記録を保存する仕組みがある。保存条件を満たしていれば、チャット自体が削除されていたとしても、時期やキーワードから検索でき、タイトル、投稿者、内容、日時も確認できるという。
こうした内容を確認するには専用の権限が必要で、組織内で内部調査などを担う権限を付与された一部の担当者が利用できるケースが多い。
検証「誰がいつ操作」も記録に残る
利用者による操作も「監査ログ」として記録されている。監査ログを調べる権限を与えられたシステム管理者や調査担当者は、保存された記録を検索、取得し、どの利用者がいつ、どのような操作をしたのかを確認できる。チャットの投稿内容を確認するための権限とは別のものだ。
朝日新聞記者はエンジニアと共に、Teamsチャットの仕組みについて検証を行った。
エンジニアと探ってみると
実際に複数人のグループチャ…
What to Watch
AI outlook — possibilities, not facts
総務省がマイクロソフトTeamsの監査ログを確認する動きが出る
Likely · Within weeks
マイクロソフトが政府向けTeamsのガバナンス機能について説明を強化する
Possible · Within months
Open Questions
- 誰がいつチャットを削除したのか
- 削除されたチャットの内容は何か
- 総務省が監査ログを確認しなかった理由





