
学校法人独協学園の理事らが交渉相手から計30万円超の現金と13回の会食接待を受けていたことが判明
姫路独協大の譲渡交渉を巡り、運営する独協学園の理事らが交渉相手から現金30万円超と13回の高級接待を受けていたことが第三者委の報告書で判明。学園はコンプライアンス上の重大な問題と認め、信頼回復に取り組むとしている。
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定員割れが続く姫路独協大学の譲渡交渉において、学校法人独協学園の理事らが不適切な接待や金銭授受を行っていた問題。
定員割れが続く姫路独協大(兵庫県姫路市)の譲渡交渉を進める際、大学を運営する学校法人・独協学園の理事らが会食接待を受けるなどした問題で、学園は21日、第三者委員会の調査報告書をホームページ上で公開した。報告書によると、受け取った現金は30万円超に上り、ホテルの料亭やレストランでの会食接待は13回行われたという。
第三者委は調査報告書で、公正性を求められる担当理事らが高級料理店で繰り返し接待を受け、現金を受け取っていたことについて「コンプライアンス上、極めて問題のあるものだったと言わざるを得ない」と指摘した。学園総務部は取材に対し、「提言を真摯(しんし)に受け止め、信頼回復に取り組む。今後の対応は理事会などで決めたい」とした。
学園関係者によると、大学の譲渡に向け、学園は2024年2月、元奈良県警本部長を相手に基本合意を締結。実際には学校法人の経営や合併・買収に詳しいと紹介された男性が、学園とのやり取りを担っていた。交渉経緯に疑問の声が上がり、25年9月に基本合意は解除されたという。
調査報告書によると、男性との交渉を担った学園の担当理事が「出張経費」として21万円、学園の評議員が「交通費」として10万円をそれぞれ男性から受け取っていた。姫路独協大の元事務局長については現金を受領したとみられるが、聞き取りに応じなかったとしている。
会食接待は、23年12月~25年11月の13回に及んだ。担当理事はすべて、姫路独協大の元事務局長は12回、元文科省職員の学園幹部は8回、学園評議員は3回参加した。
「高級料理店で打ち合わせ必要ない」
会食場所はホテルの料亭やレストランなど高級料理店で、費用は不明なものの、計3回訪れた料亭のディナーコースは1人あたり2万8千円以上で提供されているという。
第三者委は「高級料理店で打ち合わせを行う必要性はない」と指摘。飲酒もしており、担当理事らが男性の接待を受けたと言わざるを得ないと認定した。

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