
米イスラエルの対イラン軍事作戦開始から半年が経過し、湾岸諸国はイランからの攻撃にさらされる中、サウジアラビアやクウェートがパキスタンと防衛協定を結ぶなど米国依存からの脱却を進める一方、UAEはイランとの貿易・金融取引を全面停止し、オマーンとカタールは米イラン緊張緩和の仲介外交に活路を見出している。
AI-generated summary
米イスラエルの対イラン軍事作戦開始から半年が経過。湾岸諸国はこれまで防衛を米国に依存してきたが、イランからの攻撃にさらされる状況が続く。
【カイロ時事】米イスラエルの対イラン軍事作戦開始から28日で半年が経過した。イランの対岸に位置する湾岸諸国はこの間、米軍の基地があることを理由にイランからの攻撃にさらされ、サウジアラビアなどでは米国に依存しない独自の防衛体制構築を目指す動きも出ている。
中国、イラン問題への深入り避ける 対米関係安定を優先
湾岸諸国が報復攻撃の対象となったことについて、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは「(親米の)湾岸諸国が米国に戦闘終結に向けた圧力をかけること」を期待するイランの戦略の一環だと伝えている。
サウジを盟主とする湾岸協力会議(GCC)6カ国はこれまで、防衛を米国に依存してきた。地域情勢の緊張が続く中、各国は限られた軍事力を温存する必要に迫られ、イランから攻撃を受けても大規模な反撃を控えざるを得ない状況だ。
サウジは、中東随一の兵力を誇るトルコ、イスラム圏唯一の核保有国であるパキスタンに接近。7日には両国と共同防衛協定を締結した。クウェートも27日、パキスタンと類似の協定を結んでおり、専門家は「対米国依存を見直す動き」と分析する。
一方、イランの主要貿易相手国であるアラブ首長国連邦(UAE)は19日、イランとの貿易や金融取引を全て停止したと発表した。米側と調整の上、厳しい対応を取ったとみられる。UAEは2020年、トランプ米大統領の仲介でイスラエルとの関係正常化で合意。イスラエルからは最近、同国独自の防空システムを調達している。
オマーンとカタールは、米国とイランの緊張緩和に向けた仲介外交に活路を見いだそうとしている。特に原油輸送の要衝ホルムズ海峡を挟んでイランの対岸に位置するオマーンは、封鎖状態にある海峡の開放に向けたイランとの交渉に臨み、存在感を示している。

ネパール首都カトマンズ周辺で発生した土石流により死者が580人を超え、行方不明者は1900人以上に上る。病院には遺体が安置され、行方不明の親族を探す人々が集まる中、情報収集が困難な状況が続いている。

米イスラエルのイラン攻撃から半年が経過し、中国はイランとの友好関係を維持しながらも、トランプ政権への直接的な非難を控えている。対米関係の安定化を最優先とし、イラン問題が米中間の新たな対立点とならないよう慎重な対応を続けている。中国はホルムズ海峡を経由したイラン産原油の輸入を継続しており、経済的支援の意図があると見られるが、習近平政権は9月の訪米を前に米中関係の悪化を避けたい意向を示している。

ネパールと中国の国境地帯で発生した土石流災害により、両国の行方不明者は29日時点で計2400人以上に上った。ネパール側の死者は579人、中国側は7人で犠牲者は合わせて580人を超えた。被災地では72時間が経過し、中国側ではせき止め湖の決壊による二次災害への懸念が高まっている。ネパール首相は4400人以上の救助を報告したが、大阪市在住とみられる日本人観光客5人の安否はまだ明らかになっていない。

ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦当時のセルビア人勢力司令官で「ボスニアの虐殺者」と呼ばれたラトコ・ムラディッチ受刑者(84)が、収監先のオランダ・ハーグで死亡した。セルビアメディアが27日に伝えた。ムラディッチは1995年のスレブレニツァ虐殺を主導したとして、2017年にハーグの旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷で終身刑を言い渡され、21年に判決が確定していた。

ネパールと中国の国境付近で発生した土石流災害により、連絡が取れなくなっている日本人観光客5人が、大阪市在住の家族であることが判明した。現地当局によると、行方不明者は観光客を含め1300人を超えるとみられる。

ネパール東部ラスワ郡で26日に発生した大規模な土石流により、日本人5人を含む826人の安否が不明となっている。犠牲者は少なくとも162人に達し、隣接する中国チベット自治区でも甚大な被害が報告されている。氷河崩壊が原因の可能性が指摘されている。