
静岡県長泉町は、廃棄予定の公文書約2万枚を無断で持ち帰り、私的なコピー用紙として推理小説を印刷していた町教育委員会の女性主査を懲戒免職とした。通勤手当の不正受給も判明しており、町は信用失墜行為と判断した。
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当該主査は昨年8月、財務会計システムへの不正アクセスにより停職1カ月の懲戒処分を受けていた。
静岡県長泉町は25日、廃棄予定の公文書2万枚を無断で持ち帰り、公立図書館で借りた推理小説を裏面にコピーしたなどとして、町教育委員会の女性主査(57)を懲戒免職処分にしたと発表した。同僚がいない時間帯に職場でコピーを繰り返していたという。
町によると、主査は公文書を持ち帰った理由について「裏の白紙部分をメモに使いたかった」と話しているという。裏面にコピーしたのはテレビドラマ化もされた推理小説シリーズ約80冊分(約1万2千枚)で、夜間や休日に職場のコピー機を使っていたという。個人情報の流出は確認されていないとしている。
また、主査は自転車通勤から徒歩通勤に変わった後も変更届を出さず、47カ月分(9万4千円)の通勤手当を不正に受給していたという。
町はこうした行為が、地方公務員法33条の「信用失墜行為の禁止」などに抵触すると判断し、20日付で懲戒免職処分とした。公文書を所管する担当部長ら5人についても口頭注意とした。
この主査をめぐっては、昨年8月、町の財務会計システムへの不正アクセスを繰り返したとして停職1カ月の懲戒処分にしていた。町が裾野署に通報し、自宅への家宅捜索で大量の公文書が見つかったことから、今回の不正が明らかになったという。
池田修町長は「町の信用・信頼を損ねたことを深くおわびし、再発防止を徹底します」とコメントした。

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