Quick Look
経済産業省のDX銘柄に初選出された企業は、2022年のDX認定事業者認定を経て2025年にDX注目企業にも選ばれたことを明かした。5年間で約200億円をDXに投資し、レガシーシステムのモダナイゼーションと業務変革を両立。サイバーセキュリティとAIの重要性増大を受け、2026年度から投資を5種類に分類し機動的に配分している。
AI-generated summary
Why It Matters
経済産業省はDX認定制度に基づき、DXを推進する企業を認定している。2022年にDX認定事業者制度が開始され、その後DX注目企業の選出も行われている。
──DX銘柄に初選出されました。
DX銘柄は急に取れたものではありません。2022年に経済産業省が定めるDX認定制度に基づく「DX認定事業者」に認定され、その後、2025年には「DX注目企業」にも選ばれました。少しずつ積み上げてきた取り組みが、今回評価されたという認識です。
特に評価されたのは、経営戦略とDX戦略が一体になっている点だと思っています。最初は別々に動いていたものが、中期経営計画の中で一つの方向性として整理されました。また、取り組みだけでなく、それが経営にどのような効果を生んでいるかも統合報告書などで発信してきました。
もう一つは、社内の効率化だけではなく、自動運転のプロジェクトやコンテナターミナルの効率化など、社会課題の解決につながる取り組みにも投資してきたことです。さらに、社長や経営陣が継続的に関わり、AI推進室など実効性のある体制を整えてきたことも評価につながったと考えています。
──5年間でDXに投じた予算は約200億円です。どのように投資配分を決めてきたのでしょうか。
DXというと、新しいことへの投資が注目されますが、実際には古いシステムを新しくするモダナイゼーションも非常に重要です。私たちも投資のかなりの部分をレガシーシステムの刷新に充てています。
ただ、単に古いシステムを新しいシステムへ置き換えるだけがDXではありません。業務そのものをどう変えるのかがセットになります。例えば、紙の申請をデジタル化したり、人が目で確認していたコンテナのダメージチェックをカメラに置き換えたりといった改革を同時に進めています。
一方で、5年前に立てた計画をそのまま実行してきたわけではありません。
特に、サイバーセキュリティは当初想定していた以上に重要性が高まりましたし、AIもこの数年で急速に普及しました。そうした変化を受けて、投資配分も機動的に見直しています。
2026年度からはDX投資を独自に「挑戦型」「成長貢献型」「必要改善型」「運用型」「リスク型」の5つに分類し、最適なバランスでリソースを配分しています。計画通りに進まなかったというより、時代に合わせて変えてきたという方が近いですね。
What to Watch
AI outlook — possibilities, not facts
2026年度以降、DX投資の機動的な見直しにより、成長貢献型投資の比率が増加する
Likely · Within months
Open Questions
- 具体的にどの事業部がDX投資の対象となっているか
- 5つの投資種類ごとの予算配分比率はどのようになっているか
- DX投資による具体的な業績向上効果はどのように測定されているか






