
米国による国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長への制裁を受け、高市早苗首相は制裁が日本の立場と相いれず深刻に受け止めていると述べ、赤根氏とICCの保護を強調した。政府は追加制裁に警戒を強め、茂木外相が米国と電話会談を行うなど対応に当たるが、同盟関係を考慮し強い姿勢を取れるかは不透明であり、弱腰批判に直面している。
AI-generated summary
日本は法の支配を重視し、国際刑事裁判所を一貫して支持してきた。赤根智子所長は日本人初のICC所長である。米国はICCに対して制裁を課しており、今回の赤根氏への制裁はその一環である。
米国による国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長への制裁を契機に、高市早苗首相が「法の支配」との向き合い方を問われている。米側を意識し、初動で「大変残念」と抑制的な反応にとどめたことが、「弱腰」批判を招いた。今後、ICCの「解体」を狙う米国を制止できるかが焦点となる。
ICC制裁「日本の立場と相いれず」 高市首相「弱腰」批判に反論
首相は25日、首相官邸で記者団の取材に応じ「(制裁は)日本の立場と相いれず、深刻に受け止めている」と表現を強めた。その上で「赤根氏を守らなければならないし、ICCの最大の資金拠出国として、大切な組織を守らなければならない」と力を込めた。
「法の支配」を重視する日本は一貫してICCを支持してきた。赤根氏は日本人初の所長だ。
政府は現在、米国による追加制裁の動きに警戒を強めている。ICC本体が対象になれば、活動への深刻な打撃となるのは避けられない。
赤根氏は26日の記者会見で「ICCに対する制裁は『法の支配』の危機だ」と表明。政府に対し、米国への働き掛けなど「最大限の努力をしてほしい」と求めた。
政府は、赤根氏と緊密に連携しつつ、対応に当たる方針。28日には茂木敏充外相が電話会談し、「ICCを巡る状況」などを協議した。
ただ、米国との同盟関係を外交・安全保障の基軸に据える日本が、どこまで強い姿勢で臨めるかは不透明だ。今回の制裁を巡り、政府は抗議や撤回を求めておらず、自民党からも批判が出ている。
茂木氏は28日の会見で「(米国に)言うべきことは言いながら働き掛けを行っている」と反論。ただ、政府内からは「米国に強くは出られない」(関係者)との本音も漏れる。
高市政権は「法の支配」を旗印とし、力による現状変更を試みる中国やロシアを批判してきた。米国に配慮し、これが脅かされる事態に背を向ければ、日本の信頼が著しく低下しかねない。
一連の政府対応には、世論も厳しい目を向ける。政府関係者は「最初の首相発言でいろいろ批判された。これ以上、支持率に影響すると厳しい」と危機感を示した。
AI outlook — possibilities, not facts
茂木外相は今後も米国との協議を続け、ICC制裁の撤回を求める働きかけを行う
Likely · Within weeks
弱腰批判が続けば、自民党内部からの指摘や世論の圧力がさらに強まる可能性がある
Possible · Within weeks

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