
小池百合子知事は今年も朝鮮人虐殺犠牲者への追悼文を送らず
関東大震災から103年を迎え、東京都墨田区の横網町公園で大法要が営まれた。震災犠牲者への追悼が行われる一方、震災時の朝鮮人虐殺犠牲者の追悼式典も開催されたが、小池百合子知事は今年も追悼文を送付しなかった。
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1923年9月1日に発生した関東大震災では、流言飛語により多数の朝鮮人が虐殺された。歴代の都知事は追悼式典に追悼文を送ってきたが、小池知事は就任後、送付を見送っている。
関東大震災の発生から103年となった1日、東京都墨田区の都立横網町公園の都慰霊堂で犠牲者を悼む大法要があった。当時、「朝鮮人が放火した」といったデマにより多数の朝鮮人が虐殺されており、犠牲者の追悼式典も開かれたが、小池百合子知事は今年も追悼文を送らなかった。
関東大震災は1923年9月1日正午前に発生し、関東一円での死者は約10万5千人にのぼった。大法要には秋篠宮家の次女佳子さまや遺族ら約210人が参列。小池氏が寄せた追悼文が代読され、「震災とその極度の混乱の中で、犠牲となられた全ての方々のご無念に、痛惜の念を禁じ得ない」とした。
遺族代表として参列した伊東幸恵さん(87)は、関東大震災で深川に住んでいた夫のおば(当時27)と、その娘(当時4)が行方不明となった。7月に熊本地震が発生した際も2人に思いをはせたといい、「なんで若いのに亡くならなきゃいけなかったのか。平和であってほしいと思う」と語った。
都慰霊堂のすぐそばでは朝鮮人虐殺の犠牲者の追悼式典が開かれ、主催者によると約800人が参列した。
追悼碑の前には果物やお酒が供えられ、参列した人たちが献花し、手を合わせた。式典の終了後も献花の列はしばらく途絶えなかった。
式典には、主催者の求めに応じて歴代の都知事が追悼文を送ってきた。だが、小池氏は「大法要で全ての方々に対しての慰霊を行っている」として送らず、今年で10年連続となった。
式典実行委員長の宮川泰彦さんは「天災で亡くなった方々と、人の手によって殺された人たちの弔い方は違う。虐殺は人災だ。そこから目をそらしているのではないか」と、小池氏の対応を批判した。

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