東京債券市場、長期金利一時3.015%に上昇 1996年9月以来の水準
日米の早期利上げ見方や中東情勢緊迫による原油高を受け、長期金利が約30年ぶりの高水準を更新。
Quick Look
2日の東京債券市場で長期金利の指標となる10年物国債利回りが一時3.015%をつけ、1996年9月以来の高水準を記録。中東情勢の緊迫に伴う原油価格高騰や日米の早期利上げ観測が背景。
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Why It Matters
日米の中央銀行による早期利上げ観測や中東情勢の緊迫化に伴い、債券市場で売りが先行している。
2日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが上昇(価格は下落)し、一時、前日の終値より0.010%幅高い3.015%をつけた。日米の中央銀行が早期に利上げするとの見方などから、1日に約30年ぶりの高水準となる3%台をつけた後も、物価上昇への懸念などで国債が売られている。
日本相互証券によると、3.015%は1996年9月6日以来。当時は売買高の多い10年物国債の利回りが、長期金利の指標だった。政策金利の見通しに影響を受けやすい新発2年物国債の利回りは一時、前日の終値より0.050%幅高い1.860%をつけ、1995年4月5日以来の高水準をつけた。5年債は0.055%幅高い2.310%と3日連続で過去最高を更新した。
金利上昇の背景の一つは、中東情勢の緊迫だ。米軍は1日、イランを空爆したと発表。その影響でニューヨーク商業取引所では、原油価格の指標となる米国産WTI原油の先物価格が約1カ月ぶりとなる1バレル=90ドル台をつけた。物価上昇への懸念から米国の長期金利も上昇した。こうした流れを受けて、2日の東京債券市場でも国債を売る動きが続いている。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の仙波紘行氏は「原油価格の上昇が嫌気されて物価上昇への懸念から国債が売られている。円安が進みやすい地合いも続いており、さらなる物価上昇につながりかねない。金利を押し上げる材料は多く、3%は通過点にすぎない」と話した。
金利上昇は株価にも逆風だ…
Open Questions
- 日銀の追加利上げのタイミングはどうなるか
- 原油高の長期化が日本経済に与える影響




